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中東ソフトボール協会結成25周年記念総会 「トンポトンネ活性化のために」

 大阪・中東ソフトボール協会結成25周年記念総会が昨年12月5日、大阪市の大成閣で行われ、協会に所属するチームの選手と家族、総連大阪府本部の夫永旭委員長をはじめとする関係者ら約80人が参加した。地域同胞社会を盛り上げようと25年前に結成された同協会。同胞社会でのソフトボールのさきがけとして一度の中断もなく、年間を通じて活動してきた。今では八尾柏原地域をはじめ東大阪地域のチームも加盟し、分会活性化など総連の運動に多大な貢献をしている。

25年の歩み振り返る

約80人が参加した記念総会

 総会ではまず、金東吾会長が報告を行った。

 金会長は、協会が歩んできた四半世紀の歴史を振り返りながら、経験者と未経験者が分け隔てなく交流を深め、定例会などを定期的に行ってきたことが協会の発展につながったと指摘。また、総連本部や体育協会、商工会などの積極的な支援のもと、地域同胞社会の活性化にも貢献したとしながら、親子2代にわたってソフトボールをやっている人たちも多く、最近では10代、20代の若い世代の選手たちも多いと述べた。

 そのうえで、他地域との交流も積極的に進め、協会をさらに発展させることにより、NPO法人八尾柏原コリアントンポネットの一員として、分会と地域同胞社会の活性化に貢献していきたいと決意を披瀝した。

 総会では、祝電の紹介と財政報告、今シーズンのチーム成績の発表と表彰、協会特別賞の授与などが行われた。

「30、40周年も」

歴代、現会長がそろい踏み(左から金昌吾、康勲、田泰秀、金東吾氏)

 2部では小宴が行われた。

 来ひんのあいさつに続き、歴代の会長たちが紹介された。金昌吾初代会長、康勲2代目会長、田泰秀3代目会長は、協会が歩んできた25年の歴史は大きな財産であり、この財産をより大きなものにするためには協会のすべての人たちが一致団結することだとエールを送った。

 総会には、歴代の会長たちの他に結成当時のメンバーも招待された。

 彼らは、「結成した頃はこんなに長く続くとは思ってもいなかった。私たちが持っていた同胞社会に対する熱い気持ちが、今も受け継がれていることに感慨もひとしおだ」などと話した。

 一方、同協会唯一の日本人チームである「ブラックピッグ(通称=ブラピ)」のメンバーも参加した。

 協会の試合が行われているグラウンドの片隅を借りて練習し、試合が終わった後は一緒にグラウンドの整備をやっていたことなどが縁で協会加盟を認められた「ブラピ」は、今では協会の強豪チームとして名を馳せている。

 中井健一監督は、分け隔てなく接してくれるなど、みんなとても優しいと話す。チーム最高齢の田中正治さんは「とてもいいリーグで、私たちを楽しませてくれる。今年は惜しくも2位でリーグ3連覇は成し遂げられなかったが、他のチームは『ブラピ』を目標に頑張ってほしい」と笑った。

 来年から協会に加盟する東大阪南・岸田堂の宋浩一監督は、総連支部の分会対抗ソフトボール大会を機に結成されたチームでこれまで一生懸命練習してきたと述べながら、「トンポトンネを盛り上げていきたい。子どもたちのために、ウリハッキョのために頑張り、来年はぜひ優勝したい」と抱負を語った。

 小宴では、総連八尾柏原支部の金学才委員長があいさつを行った。金委員長は、協会結成25周年を楽しく、意義深く迎えられたと述べながら、来年もみんなが健康な体でリーグを盛り上げ、結成30周年、40周年を迎えられることを願っていると締めくくった。(李松鶴記者)

OBたちのゴルフ親ぼく会も

[朝鮮新報 2010.1.6]