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〈在日バスケ協会のページ〉 初級部第13回 関東学生選手権大会

 関東地方学生バスケットボール選手権大会が9〜11日、朝鮮大学校、東京朝鮮第4初中級学校、東京朝鮮中高級学校で行われた。大会には初級部24チーム287人、中級部14チーム163人の計450人が参加し、熱戦を繰り広げた(中級部は既報)。

■初級部男子

初級部男子優勝の西東京第2

 第7回ヘバラギカップ(昨夏)王者である西東京第2が連覇を成し遂げるか、夏のリベンジを果たすチームが現れるかが期待された。

 大方の予想通り西東京第2は難なく決勝までコマを進めた。

 一方、夏の3位決定戦以来の再戦となった横浜と埼玉による準決勝は、大激戦であった。粘り強いディフェンスからの速攻で得点する埼玉と、高さを生かしたプレーで得点を重ねる横浜の攻防は、試合終了1分を切るまで続き、横浜が悲願の決勝進出を果たした。

 決勝戦、第1クオーターは横浜がリード。しかし、西東京第2に焦りはなく第2クオーターで強いプレスからあっさり逆転し点差を広げた。

 後半、攻めあぐねる横浜に対し、西東京第2はターンオーバーからの速攻で着実に得点を重ね、ダブルスコアで今季グランドスラムでの優勝を飾った。

 横浜はチーム存続が危ぶまれる中での見事な準優勝であった。埼玉が3位に入賞した。

■初級部女子

 夏同様、圧倒的な強さで決勝まで進んだ埼玉と、どのチームが対戦するかに注目が集まった。

 夏の雪辱戦となった準決勝第2試合、東京第2は東京第3との伝統の一戦で夏のリベンジを果たし、決勝に進出した。

 決勝戦では、東京第2のゾーンディフェンスに対し、埼玉は序盤攻めあぐねたが、オールコートプレスを執拗にかけイージーミスを誘い、高さと速さも活かし、加点していく。

 東京第2もターンオーバーからの速攻で得点するが、単発となってしまう。

 結局、34−18で埼玉が2年連続、夏、冬の連覇を成し遂げた。

 3位決定戦は最終クオーターまでもつれ込み、底力を見せた東京第3が制した。

■今後の課題

 今季、男子チームの成長が著しく感じ取られた。スピード、パッシング、ミドルレンジからのシュートなどのスキルが一定レベルに達した。男子選抜チーム(コリアMBC)が昨年12月の東京23区選抜大会で決勝トーナメントに進出したという結果を見ても、そのことを確認できる。

 しかし、ファンダメンタルが不十分なため、突き出しのトラベリングやジャンプストップができなかったり、レイアップやジャンプシュートなどの正確性に差がみられた。

 初級部では、ファンダメンタルやシュートフォームなどの合同練習会、コーチングクリニックを開催し、バイオレーションの知識も教えていかなければならない。

 中級部、高級部へ良い選手を輩出していくためには、ミニの時代に何を教えるべきかを全体としてはっきりと認識していかなければならない。

【コリアンバスケットボールネット編集部】

[朝鮮新報 2010.2.3]