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李冽理選手の試合会場で 同胞青年ら、明日への活力を得る

 既報のように、プロボクサーの李冽理選手(27、写真)が6日の日本フェザー級王座決定戦で判定勝ちを収め、朝鮮大学校出身選手としては初めて日本チャンピオンになった。試合会場には、李選手の姿から明日への活力を得たという同胞が多くいた。以下、会場で観戦した同胞青年らの感想を紹介する。

 李明哲さん(29、神奈川) 「朝青神奈川での活動を通じ李選手を知った。今日、神奈川からは30余人の朝青員が駆けつけた。なによりも本人が一番がんばっていた。これだけのプレッシャーの中で勝てたことは本当にすごいこと。これからも李選手の勝利に向け応援していきたい」

 徐尉隆さん(34、埼玉) 「同じ在日同胞として、そして東京朝高、朝大でボクシングをやってきた者として、李選手が日本チャンピオンになったことで大きな力を得た。これから上を目指していく中で、厳しいことは多々あるだろうが、同胞の代表としてがんばってもらいたい」

 李根一さん(27、神奈川) 「朝大時代、ボクシング部でともに汗を流した。タイトルを取るのが夢だと話していたので、それを叶えたことは本当にすばらしいこと。なかなか強い相手だったが、最後まで自分のペースでやり抜いたと思う。心からうれしいし、私たちの見えないところでの努力を垣間見れたような気もした。今後は世界タイトル獲得に向けてがんばってもらいたい」

 李民花さん(27、東京) 「朝大ボクシング部でマネージャーを務めた。声が枯れるほどエールを送った。どんなことがあっても、精神力で勝てると思っていた。チャンピオンになった瞬間、喜怒哀楽をともにしてきた思い出が走馬灯のように駆け巡った。また一人、在日同胞社会に勇気と力を与えてくれるスターが現れたと思うととてもうれしい。『在日の誇り』を持って、これからもまい進してほしい」(裕)

[朝鮮新報 2010.2.17]