サッカー・朝鮮代表 AFCチャレンジカップ優勝 梁勇基選手 個人賞で2冠 |
来年のアジアカップ出場権獲得
サッカーの朝鮮男子代表(セカンドチーム)がスリランカのコロンボで開催されたAFC(アジアサッカー連盟)主催のチャレンジカップ(2月16〜27日)で優勝し、来年カタールで行われるアジアカップに出場することになった。朝鮮代表には梁勇基(ベガルタ仙台)、金成勇(京都サンガFC)、金聖基(朝鮮大学校)の在日同胞3選手と、金鍾成コーチ(在日本朝鮮人蹴球協会副会長)も参加した。 8カ国が2つのグループに分かれ、グループ1、2位が決勝トーナメントに進出する方式で行われた大会で、朝鮮チームは予選リーグ3試合を2勝1分。グループBで首位となった。梁勇基選手は予選で3得点した。 準決勝(24日)ではグループA2位のミャンマーに5−0で圧勝した。 27日にスガタダサスタジアムで行われたトルクメニスタンとの決勝戦では、序盤から圧倒したが、前半32分に退場者を出し、その1分後に先制を許した。 しかし後半31分、朝鮮はチェ・チョルマン選手からのクロスに梁勇基選手がヘディングであわせ同点に追いついた。 試合はそのままPK戦に突入。GKチュ・グァンミン選手の活躍が光り、朝鮮が5−4で制した。 朝鮮のチョ・ドンソプ監督は、「決勝戦は非常に難しい試合だったが、一致団結したチーム精神が、アジアカップ出場権獲得の原動力となった。梁勇基選手はチームの中心選手として、信頼が高かった」と指摘した。 AFCホームページによると、AFCのモハメド・ビン・ハマム会長は、朝鮮の優勝はアジアにおけるサッカーのレベルが上がってきている証拠だと指摘した。 今大会で朝鮮は、フェアプレー賞も獲得した。また、優勝の原動力となった梁勇基選手は大会MVPと得点王(4得点)の2冠に輝いた。 AFCアジアカップの組み合わせ抽選会は、4月23日にカタールのドーハで行われる。(東) [朝鮮新報 2010.3.3] |