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〈在日バスケ協会のページ〉 東京学区初級部新人戦(兼第8回ヘバラギカップシード権大会)

「群雄割拠」の様相

 3月の選手権大会以降、各地域で新体制での活動が始まった。今年度ミニバス部門は数年ぶりに「戦国時代」の到来だ。

■講評

 男子は4チームによるリーグ戦、女子は8チームによるトーナメント戦が行われ、見応えのあるたたかいが繰り広げられた。

 男子は埼玉が頭一つ抜き出ていた。埼玉は、基本的なことであり当然のことでもあるが、「フリーならシュート」が徹底しており、決定率も高かった。近年着実に力をつけてきた東京第5も荒削りではあるが、センターを中心に堅実なプレーに取り組んでいた。これから男子は基礎の反復、そしてスピードアップに力を注いでもらいたい。

 女子は前年度選手権で優勝した埼玉、準優勝の東京第2が決勝にコマを進められなかった。どのチームもレベルは僅差で数年ぶりに「群雄割拠」の様相を呈している。1回戦からワンゴール差のゲームが多く、観客は大いに盛り上がった。スピードもあり展開も速く、エキサイティングな試合が多かった。

 初優勝した千葉、準優勝の東京第3をはじめ、今夏は大激戦、大波乱が起こるであろう。

 夏までの課題点は、オールコートプレスに対する攻略をしっかりすることである。相変わらずドリブルに頼る傾向にある。ドリブルレスとまではいかないが、早いパッシングからの展開を目指して練習していきたい。

 6月27日には「神奈川、西東京予選」が行われる(会場=西東京第2初級)。

 ※シード権獲得校

 男子優勝=埼玉、女子優勝=千葉、2位=東京第3、3位=東京第1、4位=埼玉

■編集後記

 5月25日にコリアMBC(初級部選抜)の練習が行われた。コーチをしながら子どもたちのキラキラした目がとてもまぶしく感じられた。もらい足の徹底とパスの出し方、コフィンコーナーに詰められたときの対処やドライブからのパッシング、ディフェンスの基本的な考え方などを教え込んだ。まだまだやるべきことはたくさんあるが、期待を胸にふくらませて集まった子どもたちが、よりよい環境で練習ができるよう、スタッフの勉強会などを充実させていきたい。

 まずは、初陣となる6月の交歓大会で価値ある1勝をあげたい。

[朝鮮新報 2010.6.2]