神戸朝高ボクシング部 3選手がインターハイへ |
2年連続4回目の総合優勝も
「2010年度兵庫県高等学校総合体育大会ボクシング競技(インターハイ予選)」が、5月28〜30日に兵庫県立西宮香風高等学校ボクシング場で行われた。県下10校より計31人が参加した同大会に、神戸朝鮮高級学校ボクシング部から金拓志(高2、ピン級)、張亮允(高2、ライトフライ級)、王賢吾(高3、フライ級)、権尚輝(高2、ライト級)、権卓良(高3、ライト級)、李信(高3、ライトウェルター級)、金孔王(高2、ウェルター級)選手の7人が出場し、王賢吾、権卓良、李信の3選手が優勝した。また、2年連続4回目となる学校対抗の総合優勝も併せて果たした。 試合では、全国選抜大会準優勝の経験を持つ王賢吾選手が、西尾大選手(市立科学技術)をRSC(レフェリーストップコンテスト)で下して決勝に駒を進めた。決勝戦では、U−15全国大会優勝者の金澤宣明選手(県立西宮香風)と対戦。強豪を相手にハイレベルな攻防戦を制し、春夏連続全国大会の出場権を獲得した。 また、権卓良選手は準決勝、開始直後から田中孝幸選手(神戸第一)に積極的な攻撃を仕掛け、見事1RでRSC勝ちした。決勝戦では上月健作(西脇工業)選手と対戦した。気迫にあふれた試合を繰り広げて完勝し、全国選抜大会に続きインターハイへの切符を手に入れた。 準決勝で樫村公治選手(神戸第一、昨年度インターハイ県代表)と対戦した李信選手は、強烈な右ストレートを決め、2RRSCで勝利した。決勝でも対戦相手の松本征也選手(市立科学技術)を果敢に攻め続け、判定で勝利を収めた。自身初めてとなる全国大会出場権を勝ち取った李選手は、大会最優秀選手にも選ばれた。 本大会で優勝した3選手は、7月26日〜8月3日に、沖縄で行われる「全国高等学校総合体育大会ボクシング競技」に兵庫県代表として参加する予定だ。 金潤徳監督は、「連日、試合会場に学父母をはじめ後援会の方々やOBたちが訪れ、選手たちを激励してくれた」と深い謝意を述べ、「全国大会に向けて今後も練習に励み、神戸朝高ボクシング部史上初となる金メダルを獲得してくれれば」と期待を寄せた。【神戸朝高ボクシング部】 [朝鮮新報 2010.6.16] |