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〈2010W杯〉 母校サッカー部から激励の声

W杯出場はわれわれの誇り

朝鮮大学校サッカー部の金鍾成監督

 勝てなかったのは残念だが、44年ぶりに出場したW杯でブラジルを相手によくたたかった。もう少し積極的に攻撃してほしかったという気持ちもあるが、強固な守備から速攻でチャンスを作る戦術を一貫して追求してきた結果、好ゲームを展開できたのではないか。安英学選手は守備の目立たない部分でしっかり役割を果たしていた。鄭大世選手は得点をアシストするなど攻撃で重要な役割をこなした。彼らの活躍は大きな意義がある。朝鮮学校の学生たちがW杯を夢でなく具体的な目標として、身近に感じられるようになったのではないか。残りの試合に向けチームをどのように立て直すかが楽しみで期待もしている。

朝鮮大学校サッカー部の金秉文さん(体育学部4年)

 卒業生の鄭大世選手のような身近な選手がW杯の舞台に立っていることに感激した。祖国の選手が得点したときはうれしく自信が生まれた。これから対戦する相手も強豪だが、世界ランキング1位のブラジルを相手にあれだけの試合をしたので、残りの試合では勝つ可能性が十分にあると思う。朝鮮代表のたたかう姿勢、精神力、前に出る意識は他国をしのぐものがある。しっかり見習って、今後に活かしたい。参戦している大学リーグでも良い結果をだしたい。

東京朝鮮中高級学校サッカー部の 高隆志監督

 安英学、鄭大世選手らがW杯のフィールドに立った姿をみて、先代が守ってきた在日朝鮮人としてのサッカー魂が、新しい世代にもしっかりと継承されていると思い感動を覚えた。同時に、サッカーで名を馳せた歴代の先輩らの顔が浮かび、彼らが同胞社会における有能なサッカー選手育成のため、地道に培ってきた努力が結実したのだと確信した。また、在日 同胞 3選手らは新世代に活躍の舞台 を広げ 希望を与えた。

 卒業生の 安選手は、チームのため常に献身的なプレーをする、学生たちの手本となるような存在だ。彼らの活躍に負けじと、 わが サッカー部も全国大会を目標に練習に励みたい。

東京朝鮮中高級学校サッカー部の 許亮 さん(高3)

 在日 同胞 選手らが朝鮮代表として、W杯に出場していることを本当に嬉しく思う 。ブラジル戦はで惜しい結果だったが、優勝候補を相手に引けをとらずゴールを狙っていく姿を見て誇りに思った。

 卒業生の安選手は学生時代、 サッカー ばかりでなく勉強や朝青活動など、生活全般 で模範となる 生徒だったと聞いている。

 私も 現在、クラスで班長を務めているが、文武両面で安選手を見習い卒業まで有意義な学校生活を送っていきたい。とくに部活動では、大阪朝高、京都朝高につぎ、東京朝高も 今年は 必ず全国出場をはたし、W杯で奮闘する 先輩 らのように、同胞たちに夢と希望をあたえたい。

[朝鮮新報 2010.6.17]