〈2010W杯〉 各地で応援会 同胞ら、最後まで声援 |
朝鮮対ポルトガル戦が「ゴールデンタイム」にテレビ放映されるとあって、各地のさまざまな場所で応援会が開かれた。同胞たちは赤い応援Tシャツとマフラーを手に、選手たちに大きな声援を送った。チームは大敗を喫したが、最後までゴールを信じ声援を送り続けた。 大阪では、朝鮮学校や朝鮮会館など5カ所で応援会が行われた。 総連大阪府本部が主催する東大阪朝鮮初級学校での応援会には、生徒、保護者をはじめとする同胞たちが詰めかけた。「必勝!朝鮮!」「1点取ろう」などと声を合わせて声援を送った。 朝鮮が攻め込む度に歓声が沸き起こり、鄭大世、安英学選手がボールを持つと興奮は絶頂に上った。 0−1で前半を終えて、東大阪朝鮮中級学校サッカー部の朴秀勇監督は「朝鮮は自分たちのサッカーを追及しており、明確な意図が見える。ブラジル戦よりも積極的に前に向かっている。最後まで力を尽くしてほしい。学生たちも選手のたたかいを見て、最後まで諦めず負けないという朝鮮人の気質を学んでいる」と期待を語った。 しかし、後半は一方的な展開となった。同胞たちは連続失点に静まりかえった。同胞青年らの掛け声に励まされ、最後まで声援を送った。 東大阪初級に通う3人の子どもたちとともに観戦した金博章さんは「悔しい結果だ。だが、同胞選手たちはわれわれに勇気をくれ、子どもたちの目標になっている。次の試合では必ずゴールを決めてほしい」と語った。 一方、東京朝鮮文化会館では朝青東京都本部と東京都青商会が主催する応援イベントが行われた。大型スクリーンが設置された会場に約500人の同胞が駆けつけ、朝鮮代表チームに熱い声援を送った。 埼玉でも、県青商会主催の応援イベントが埼玉朝鮮初中級学校で250人の参加の下、行われた。 [朝鮮新報 2010.6.22] |