〈2010W杯〉 埼玉 「今日の敗戦を次回の糧に」 |
参加者全員が朝鮮代表のチームカラーである赤いTシャツを着て応援した。中には手作りのオリジナル応援Tシャツで参加した人たちもいた。 第1戦目のブラジル戦を現地観戦した同胞青年が買ってきたブブゼラが試合開始前に吹き鳴らされ、雰囲気を盛り上げた。 中級部3年の生徒たちが太鼓を鳴らし楽器を吹きながら「朝鮮! 朝鮮! 朝鮮!」「安英学」「鄭大世」をコールし、同胞たちがそれに合わせ懸命に応援した。 また、館内には朝鮮国旗が飾られ、ビールや食事の売店も設けられた。 埼玉県青商会会長を努める金大賢さん(41歳)は、「朝鮮の攻める姿勢、勝ち点を取りにいった気持ちが感じられた試合だった。精一杯応援したわれわれの気持ちはきっと選手たちにも届いていたと思う。今日の敗戦を4年後のW杯の糧にしてほしい。また、多くの同胞たちが集まって応援する姿を見ながら、同胞社会の大きなパワーをあらためて感じた」と感想を語った。 丁明秀さん(30歳、さいたま市在住)も、「(東京朝高サッカー部の先輩の)安英学選手を誇りに思う。この敗戦を恥じることはない。44年ぶりにワールドカップに出場し、世界のトップチームと真剣勝負をしていること自体がすごいことだし、大きな意義がある。それに大会はまだ終わっていない。最後の試合で朝鮮サッカーの意地を見せてほしい」とエールを送った。(茂) [朝鮮新報 2010.6.22] |