top_rogo.gif (16396 bytes)

第16回コッポンオリ競技大会 華麗な演技を披露

ボールで3位となった金美奈選手

 在日本朝鮮人芸術体操協会が主催する芸術体操(新体操)の「第16回コッポンオリ競技大会」が5日、朝鮮大学校体育館で行われ、選手105人を含め300余人が参加した。

 個人、団体別で競技が行われた今大会、朝鮮学校からは西東京朝鮮第1初中級学校、東京朝鮮第3初級学校の初級部2年から中級部3年生までの12選手が出場、日本の7クラブの選手らとともに競った。

 結果、「徒手の部」ではコッポンオリ賞に李磨梨選手(西東京第1、初6)、リズミカル賞に南瑞愛選手(東京第3、初4)、プリティー賞に尹亨心選手(西東京第1、初2)が選ばれた。「手具の部」ではボールで金美奈選手が3位、許淳夏選手が5位、クラブで金千夏選手が8位となった(すべて西東京第1、中3)。

 大会終了後、「発表の部」では東京朝鮮中高級学校部員やインターハイ上位入賞校(藤村女子高)の選手たちが個人、団体の演技を華麗に披露した。

 今年の大会は昨年に比べ、参加人数が増えた。朝鮮学校選手の動きには正確さと大きさが加わった。基礎トレーニングと音楽に合わせた表現方法が課題として指摘された。

 今大会、厳しい暑さのなかで熱中症などの心配もあったが、協会役員、大会関係者の尽力により、無事大会を終えた。

西東京第1の生徒たち

 2008年4月結成の協会では発表会、合同練習を主催し公式試合参加選手の強化などを進めている。初中高級部の生徒と一般の選手が共に交流を深める場は、世代を超えた「縦の連帯」を強化する絶好の機会として幅広い支持を集めてきた。今大会でも「後輩のために」と朝大、東京中高部員らが大会前日から運営をサポートした。

 一方、朝・日生徒らの交流の場となっている同大会会場では、朝鮮学校を紹介する手作りの壁新聞が、多くの参加者、学父母らの視線を集めた。

 スポーツ交流だけでなく、朝鮮学校に通う子どもたちの姿に、観覧していた人たちは深い感銘を受けていた。

 協会では11月3日、朝鮮学校生徒による合同発表会を予定している。【在日本朝鮮人芸術体操協会】

[朝鮮新報 2010.9.15]