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春・夏・秋・冬

 19〜20日、開城で行われた開城工業地区活性化のための北南実務接触。その内容についての北と南の主張が違うことから、南朝鮮で物議をかもしている。接触を通じ、北側が国防委員会の声明と土地の賃貸料、具体的な賃金の水準などについて触れたにもかかわらず、南側がこれらについてブリーフィングでいっさい触れなかったからだ

▼南側は、「『今回発表された国防委員会スポークスマンの声明をよく吟味しなければならない』と言われたが、最後に言った言葉にまで意味をおく必要があるのかと思った」などとそれぞれの事案について釈明したが、自分たちに不都合なものは明かさないと非難されても仕方ない

▼南の革新系メディアは、「記者の質問に自分の主観的判断で答え、あった事実をなかったと言うミスを犯した」と批判。これからは政府のブリーフィングをどこまで信じればいいのか疑問だと指摘している

▼ある日本人は、「日本のマスコミが朝鮮について報道しないときは、朝鮮でいいことが起こっているという証拠。だからテレビをつけて朝鮮関連の報道がない時は、とてもうれしい」と言っていた。本紙平壌特派員が各経済部門での成果を紹介する記事を送ってきている一方で、「経済的苦境」などといった日本のメディアの「北朝鮮報道」が鳴りを潜めていることが彼の分析をより確かなものにしている

▼近い将来、朝鮮が強盛大国になった時に南朝鮮や日本の保守勢力はどうするのだろうか。その段になっても旧態依然としていては、それこそ目も当てられなくなる。(国)

[朝鮮新報 2010.1.27]