top_rogo.gif (16396 bytes)

春・夏・秋・冬

 取材先で食事を振る舞ってもらうことが多い。取材相手の生活や趣味など深く知ることができ、地域ごとの人柄や特徴も見えてくる。朝鮮ではとくにさまざまな職種の人と出会うため、話題やネタも幅広い

▼千里馬製鋼連合企業所では、予定した取材時間を大幅にオーバーしたため、支配人が食事を手配してくれた。案内されたのは現地指導があった溶解工専用食堂。就業を終えた溶解工たちは、「のどの消毒」と称してコップ1杯の酒を飲み干してから食卓につく。壁には原料とカロリーを表示した月間メニューが写真付きで張られていた。質量ともに食べ応えのある内容。溶解工の健康に配慮した特別メニューだ

▼溶解工たちはほとんど無言で山盛りのご飯を流し込むように食べ、ものの数分で部屋を出る。「口数は少ないが心は熱い」そうだ。対称的に、和豊炭鉱の坑夫たちはとにかく陽気だ。食堂では宴会のように話し声と笑い声が飛び交った。支配人は彼らを「感情表現が豊かで遊び上手」と評した

▼五局協同農場では、食事して昼寝でもしながら気長に管理委員長を待つようにと、広報担当者が数種類の野菜をふんだんに使ったおかずと郷土汁などでもてなしてくれた。ただ、彼が管理委員長を連れて来たのは5時間後。気が長すぎないか…。物静かでおっとりした管理委員長に会って妙に納得してしまった

▼どこも共通の話題は「2012年」。どんな年になるかと口々に語り合った。そして「強盛大国の扉を開いたうえでもう一度ここで食事しよう」と、約束の「証拠写真」に納まった。(天)

[朝鮮新報 2010.2.1]