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春・夏・秋・冬

 「よくぞやった!」北海道から九州まで各地で同胞たちが激賞の声をあげたことだろう。大阪朝高ラグビー部が全国大会で準優勝を果たした。金寛泰主将は「どんな相手でも躊躇することなく、前に前に出ていく朝高生らしいプレーを見せる」と語っていた

▼「全国2位」は今年1月花園の「4強進出」に続く快挙だが、朝鮮学校を除外したまま「高校無償化」がスタートした最中の結果だけに、喜びもひとしおだ。強豪・東福岡高との決勝戦、高校ラグビーの頂上対決で全力疾走する朝高生たちの勇姿は「無償化除外」の主張を見事に論破して見せた

▼競技場で「彼らは高校生ではない」と差別することほど理不尽なことはない。今回の熱戦の舞台は「全国高校選抜大会」だ。朝鮮学校は90年代から高体連主催の大会に参加してきた。学校や同胞の粘り強い取り組み、日本市民の支援と連帯によって勝ち得た活躍の場だ。民族教育の権利を守る運動は着実に前進してきた。朝鮮学校に対する社会の認識も深まっていった

▼日本政府は「無償化」問題で時代に逆行する態度を示している。大阪府知事は朝鮮学校の教育に時代錯誤の注文をつけた。民族教育の主体性を否定し、国民や府民の「理解を得なければならない」と語る大人たちは、決勝戦の録画を見るべきだ。そこには誰もが共有できる感動がある

▼差別に立ち向かう同胞、子どもたちの主張の正しさを朝高ラガーマンたちが証明してくれた。いかなる力にも屈することなく、ひたすら前だけを見て走り続ける勇気を彼らからもらった。(永)

[朝鮮新報 2010.4.9]