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春・夏・秋・冬

 6.15北南共同宣言発表10周年を迎え、各地でさまざまな記念行事が行われている。同胞たちの統一への熱い思いは、決してさめることはない

▼朝青大阪・生野東支部は、20代を中心とした若い力で行事を企画。公演やビアガーデンで同胞たちをもてなし盛大に祝った。何よりも、朝青がすべての同胞青年との連携を目指して幅広く活動していることに地域同胞は喜んだ。2000年8月、全国に先駆けて民族和合の同胞行事を開催した地域の伝統をしっかりと受け継いでいる

▼長年、統一運動に従事してきたある在日同胞と南朝鮮の同胞は、2000年を境にした世代間格差を痛感していた。「北の人間には角が生えている」。南で反北反共教育がなされた事実を知らない若者にとっては、もはや笑い話にすらならない。「同じ民族だというだけですぐに打ち解けられる」

▼世紀をまたいで外国勢力の侵略と干渉に苦しんできた朝鮮民族にとって、「わが民族同士」の理念を明らかにした6.15共同宣言は、民族共同の統一里程標だ。統一を志向する者すべてを受け入れる寛容さを持っている。外国勢力と野合し対立と戦争をあおる南当局によって、民族に「背を向けさせられた」民族団体であっても

▼本来なら、北が提案したように、10周年に際し「民族の団結と統一を願う北と南、海外の全政党、団体と各界人士たちが参加する民族共同の行事」が盛大に開催されるはずだった。少なくとも日本では一つになってしかるべきだった。同胞の思いに反し対立と反目の道を選んだ6.15否定勢力の歴史的な罪は重い。(天)

[朝鮮新報 2010.6.14]