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春・夏・秋・冬

 総連第22回全体大会に続き、各地の本部や団体でも定期大会が行われている。2012年に強盛大国の大門を開くためにまい進する祖国と共に、在日同胞運動も新たな段階に高めるための方針が打ち出されるなか、地域レベルでは早速さまざまなイベントを催して同胞社会を盛り上げている

▼各地でのイベントで最近多く行われているのが、分会対抗形式のスポーツイベント。ソフトボールやフットサル、ボウリングなど、種目も多岐にわたっている。老若男女が集まり盛り上がる姿からは、「トンポトンネ」という言葉が自然に思い浮かぶ

▼大阪のある支部では10数年ぶりに分会対抗ソフトボール大会を開催し、多くの同胞を集めた。「大会への動員から始まり、練習で共に汗を流し、ユニフォームを作ったりする過程で分会が息を吹き返した」など、同胞からの評判も上々で、地域の運動に拍車をかけるうえで大きなきっかけになったと口をそろえていた

▼スポーツイベントの他にも文化公演や発表会、梅雨が明ける頃には夜会も行われる。在日同胞を取り巻く情勢が依然厳しい中、「多くの同胞たちが集まるだけでも、力と勇気をもらえる」とは参加者たちの共通した気持ちだ

▼初戦を勝利で飾ることはできなかったものの、サッカーのW杯に出場している朝鮮選手たちの活躍も、在日同胞には大きな力と勇気を与えてくれる。残る2戦で勝利し、決勝トーナメントに駒を進めるものと信じたい。彼らの活躍に負けぬよう、在日同胞運動でも躍進を遂げられれば、それ以上の喜びはないだろう。(国)

[朝鮮新報 2010.6.16]