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春・夏・秋・冬

 朝鮮学校への「高校無償化」の適用を求めるため、5月から行われてきた「50万人署名運動」。日本各地の朝鮮学校生徒や学父母、同胞、日本市民たちが積極的に運動を展開した結果、目標を大きく超えた

▼東京、神奈川、茨城、愛知、大阪、神戸、京都、広島、九州の9校の朝高生代表が7月27日、文科省を訪問しこの間に集めた11万7722人分の署名を手渡した。「自分たちの権利は自分たちで守る」という生徒たちの強い思いと行動力に感動しつつも、本来ならば勉強やクラブ活動に専念していたはずなのに…と思うと申しわけない気持ちになる

▼一方で、朝高生たちのひたむきな姿に、政治家はもちろん多くの日本市民たちが惜しみない声援と支援を送ってくれた。朝・日友好運動に長く携わってきた人たちが大半だが、中には今回の「無償化」問題を機に、民族教育や朝・日関係に関心を持つようになった人もいるという

▼1世たちがそうであったように、すべての権利をたたかいによって勝ち取ってきたという伝統を守り、朝鮮人として堂々と生きていくという朝高生たちの姿は、同胞はもちろん多くの日本の人々にも感銘を与えた。その結果が今回の幅広い運動へとつながったのだと思う。しかし、3世、4世、5世の時代になっても在日朝鮮人の地位には抜本的な改善は見られないのも事実だ

▼朝鮮半島を中心に、世界の情勢はめまぐるしく動いている。朝高生をはじめとする若い世代を含む在日同胞の根本的な処遇改善や朝・日関係の正常化に向けて、やるべきことは山ほどある。(国)

[朝鮮新報 2010.8.4]