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春・夏・秋・冬

 「G20首脳会議で欧米や中国など激しく対立した国々も慶州合意(財務省会議でのガイドラインなどの合意)の精神から一歩進んで話し合うことができれば、合意に達することもできるだろう」。国際会議のホスト国になれたのがよほどうれしいのだろう、李明博大統領の大言壮語が止まらない

▼160人余りの国内外の記者を集めて3日に行われたG20首脳会議関連記者会見で、李明博大統領はG20関連会議の「成果」をことさら強調した。そもそも「先進国」の「成果」をうんぬんする資格すらない彼が、北南関係についても妄言を繰り返した

▼「中国のようなモデルで、国際社会に対し門戸を開放すれば、わが政府は今回の首脳会議で決定される(国際レベルの)開発支援だけでなく、南北間でも援助を行う準備ができている」と、朝鮮の経済状況を知らないかのようなピントのずれた発言だけならまだしも、イエメンでの石油パイプライン爆発事件を例に挙げ、朝鮮とテロ組織を同一視するかのような暴言も吐いた

▼千里馬製鋼連合企業所では10月29日、生産工程が自動化された超高電力電気炉の2号機操業式が行われた。2日付の連合ニュースによると、7〜9月期における朝中貿易額が前年同期比で47%増加し、初めて10億ドルを突破した。李大統領に限らず、世界が朝鮮に対する認識を改めるべき時だ。(国)

[朝鮮新報 2010.11.4]