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女性と仕事−ハンディを越えて

 今年も暮れようとしている。毎日が忙しなく、慌しく過ぎていく。そんな中、夫がちょっとした手術をすることになり、入院とあいなった。

 とっさに「えっ、また、用事が増える」という気持ちが…。まず時間のやりくりをどうしようか、ということが頭に浮かんだ。子育てのさなかに、息子がケガや病気をするたび、「病院に連れていくと取材に間に合わない」などと考えていた過ぎし日が一瞬、重なった。

 女性が育児・家事と仕事を両立させることは容易なことではない。家庭内の理解はもとより社会的な環境が整備されないことには、安心して結婚し、子を産み、働くことはできない。まして、社会的責任の重い女性幹部を育てようとすれば、さらに長期的なプランと構想力が必要になってくる。社会や人々の意識の変化に柔軟に素早く対応するには、男女の壁を取っ払い、実力ある人材を登用していくのが焦眉の課題である。

 女性側にも、封建制の名残りのような「甘え」や「無責任さ」があってはならないだろう。働くということは、いつの時代にも厳しい社会的責任と覚悟が伴うものだから。

 4半世紀前に、今のような超高齢化社会の出現や介護制度を想像するのは難しかった。「介護は家で嫁がするもの」だと思われていた時代だ。しかし、今は、そんなことを口にする人はいない。女性のハンディが少しずつ減少しているのは確かである。(粉)

[朝鮮新報 2010.12.24]