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〈ルポ〉 民族結婚成就活動に奔走

タイアップ強化

昨年7月に行われた愛知でのブライダルフェア。民族結婚への関心が高まる一つのきっかけとなった(写真提供=あいちトンポセンター)

 総連第22回全体大会報告では、同胞民族圏を守っていくためにも、民族結婚成就活動を力強く推し進めることが重要であると指摘されている。

 昨年12月、同胞結婚相談所の全国所長会議が行われ、各地相談所で進められている取り組みについての報告があった。

 会議では、愛知結婚相談所の取り組みがとりわけ注目された。

 愛知では昨年7月に初のブライダルフェアを開催。チョゴリ、花、招待状、メイク、ネイル、ジュエリー、写真、餅屋など多くの同胞業者が出展し、220余人が参加した。民族的な結婚式の風習も披露され、結婚式に呼ばれ公演を披露することの多い東海朝鮮歌舞団の公演やチョゴリファッションショーも行われた。マンナム(出会い)パーティーも催され、カップルも生まれたという。総連の各機関との協調が功を奏した。

 ブライダルフェアが開催されたことで、それまで結婚式の司会者をはじめチョゴリなども他県から探していた同地域の同胞にとって同胞業者との接点が新たにできた。これにより同地域で活動している同胞ブライダル業者、専門家同士のネットワークも築かれた。参加した若者らは民族結婚の風習や伝統を知り、結婚への意識を高めるきっかけをつかんだという。

 各地の結婚相談所では、民族結婚成就活動に盛んに取り組んでいる。成婚率を上げるため各機関と協調していくことが重要であるという認識を共有している。

 同胞結婚相談中央センターの李洋成副所長は、「同胞同士の成婚率を高めていくためにも、これまでに蓄積した成果を土台にして、これからも青商会や朝青、留学同とタイアップしていきたい」と語る。各地の相談所では今後も民族結婚を成就させるために全力を注いでいくという。

[朝鮮新報 2011.1.12]