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平統協 全在日同胞にアピール

祖国統一に寄与しよう

 9日に在日本朝鮮人平和統一協会(平統協)が主催し行われた、朝鮮の連合声明を支持する統一討論会で、全在日同胞に送るアピールが採択された。要旨は以下のとおり。

1.在日同胞は声を一つにし、朝鮮の連合声明と対話提案を積極的に支持しよう。

 連合声明とその実現のための一連の対話提案には、すべての同胞が民族の利益を一番に掲げ、現難局を打開し、平和と統一繁栄の道を切り開いていくという意志が込められている。

 最悪の状態に陥った朝鮮半島の現状は、特定の階級や勢力の問題ではなく、民族の運命と関連した重大な問題だ。したがって今の状況を一日も早く克服しなければならない要求の前では、北と南も、当局と民間、与党と野党、進歩と保守の区別はない。

 連合声明を支持する問題と関連しては、在日同胞が、総連、民団の団体所属や思想信条の違いを乗り越え、民族優先、民族重視の立場に立たなければならない。

2.在日同胞は現在の北南間の緊張激化を防ぎ、対話と協議を実現することがわが民族にとって早急に解決しなければならない課題であるという立場に立ち、北と南の対話と協議を一日も早く実現できるよう促そう。

 連合声明で指摘されたように、対話と協議だけが現在の難局を打開できる出路である。

 対話と協議を望むのか拒むのかによって、民族自主の立場なのか、外部勢力追従の立場なのか、そして北南関係改善の立場なのか、北南対決の立場なのかに分かれる。

 特に実権と責任を持つ当局間の会談が無条件で速やかに開催されなければならず、南側当局はどんな条件と口実もつけず速やかに対話と協議の場に出てこなければならない。

 在日同胞は南側当局が速やかに対話と協議の場に臨むよう力強く促そう。

 また北と南の政治家、そして北、南、海外の各界各層が多方面的な対話と協議、交流協力事業を活性化し、わが民族同士が力を合わせて連帯連合し、平和と統一繁栄のために民族全体的な運動を高揚させることに積極的に乗り出そう。

3.在日同胞は対話と協議の障害を作り、対決と戦争をたきつけるあらゆる挑戦に断固立ち向かおう。

 わが在日同胞は、辛酸をなめた亡国の民の苦しみとあらゆる民族的虐待にさらされ、外部勢力によって民族の運命が篭絡された痛みと屈辱を骨身に染みて体験した。

 私たちは対話と協議で対決の局面を解消するためのわが民族の努力に、外部勢力が干渉したり、冷水を浴びせることを絶対に許してはならない。

 また、関係各国と世界平和を目指す勢力が、現在の難局を打開し、和解と和合、平和と統一の出路を切り開くためのわが民族の努力に、積極的な支持と声援を送ってくれることを熱烈に呼びかける。

 みんなが6.15の流れをつなぎ、わが民族同士が力を合わせ、今年に自主統一と平和繁栄の転換的局面を切り開いていくことに寄与しよう。

[朝鮮新報 2011.2.18]