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東日本大震災 朝青、青商会が救援物資

福島、東北初中で、直接伝達

青商会、朝青代表が16日、福島初中に救援物資を届けた

 東日本大震災で被災した同胞たちへの救援物資を、在日本朝鮮青年同盟(朝青)と在日本朝鮮青年商工会(青商会)の代表5人が、現地に赴き手渡した。

 16日に福島朝鮮初中級学校、17日に東北朝鮮初中級学校に到着し、救援物資を届けた。

 朝青と青商会では、会員や同盟員に電話やメールで救援物資を募っていた。カップラーメンや缶詰、調味料、飲料、毛布、防寒着、子ども用のオムツや粉ミルク、離乳食、老人用オムツなどが集まり、また在日本朝鮮商工連合会が購入した米200キログラムが、トラック2台分(4トン、2トン)に積み込まれ、代表たちは16日に東京を出発した。

 メンバーによると、福島初中には夜中に到着したが、同校教員らが温かく出迎えてくれたという。同校には同胞や日本人など約40人が避難している。

 東京電力福島第1原発から放射能が漏れている問題もあり、福島県内に物が届かない状況であるが、同校には寄宿舎が併設されているため、現在のところ食料品に関しては問題ないという。

 一方、東北初中では校長が出迎えながら、涙ながらに「同胞たちに感謝の気持ちを伝えてほしい」と話していたという。

 宮城県内では食料品などの購入が難しく、総連宮城県本部の活動家と同校教員らが入手した品々を、県内の同胞たちの家々を回りながら直接届けている状況だ。ただ、ガソリンがないために、被害が甚大だった沿岸地域を回ることが困難だという。

 一方、青商会が設立したNPO法人「ウリハッキョ」の口座には16日現在、約50万円の義援金が集まっている。

[朝鮮新報 2011.3.17]