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東日本大震災 急な呼びかけにも多くの支援


宮城の同胞たちへ

多くの朝青員たちが救援物資を手渡しに駆けつけた。

 17日、緊急車両許可やガソリン供給などの問題を解決するために宮城から東京を訪れていた、朝青宮城県本部の崔日卿総務部長と東北朝鮮初中級学校の崔志学教員が、朝鮮大学校に寄り同胞たちから の救援物資を受け取った。

 救援物資を手渡したのは、崔日卿総務部長の同級生である朝大政治経済学部49期生を中心に、同41期生、朝青朝大委員会の職員、朝青総連中央会館班の朝青員、金剛山歌劇団の寮生、西東京の朝青員など。

 現在、春休み中で実家に帰郷中の朝大生たちは事前に物資を持ち寄り、1次的に救援隊宛に送ったという。

 2人が東京へ出向くことは、前日の夜に急きょ決まったが、その知らせを聞いた政経49期生を中心に、朝青員たちが支援を呼びかけた。突然の呼びかけにもかかわらず、炊き出し用の食材をはじめ、日用品など乗用車がいっぱいになるほど多くの物資が集まった。

 救援物資を受け取った2人は、想像以上に多くの物資に驚きと謝意を示していた。

 崔志学教員は、宮城同胞たちの状況を述べながら、「多くの同胞たちの臨機応変な対応、温かい愛情を痛感している。一日も早く学校をはじめ、宮城の同胞社会を立て直せるよう、やれることはなんでもしていく」と述べた。

 崔日卿総務部長は、「引き続き厳しい状況だが、同胞たちの救援物資を積み、各地から訪れる救援隊に、大きな力を得ている。宮城の同胞たちも共に力を合わせがんばろうという心意気だ。同胞たちの 愛情に応えるべく、この難局を乗り越えるために奮闘していく」と力強く語った。

 救援物資を載せた車は、その足で宮城へと帰っていった。

[朝鮮新報 2011.3.18]