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東日本大震災 神奈川救援隊が大量救援物資


東北朝鮮初中級学校に救援物資を手渡した神奈川救援隊

 19日朝、神奈川県青商会、川崎地域青商会、朝青神奈川県本部の代表らで構成された救援隊が、大震災に見舞われた宮城の対策委員会が置かれている東北朝鮮初中級学校で救援物資を手渡した。

 17日の昼に救援隊を送ることが決まり、18日夜に神奈川を発った救援隊は、ビジネスバン1台、トラック1台に大量の物資を積み到着した。

 神奈川県青商会の車葡剣實長(38)は、「少しでも力になれるよう、神奈川の同胞たちが集めた救援物資を届けにきた。生徒たちが寄せ書きした横断幕もぜひ見てほしい」と話した。

 総連宮城県本部の李英植委員長は、「私たちが最も求めていたものを届けてくれて本当にありがたい」と謝意を示した。

 また、朝青宮城県本部の金成吉委員長(朝青東北地方委員会委員長)は、宮城をはじめ東北の復旧させることで、みなさんの愛に応えると語った。

 10日に朝鮮大学校を卒業した殷龍洙さん(神奈川県出身)は、昨年、東北初中で教育実習を経験した。今回、救援隊として宮城に入った。彼は、「車に乗れるなら、是非一緒に行きた いと思っていた。来てよかった。宮城の活動家たちと同胞たちは、震災から1週間が経ち疲れているはずなのに、全くそんな様子を見せなかった」と話した。

 川崎地域青商会の田成浩副会長(37)は、「いつでも出発できる態勢を整えていたが、できれば、もっと早く来たかった」と語った。彼は、 神奈川の同胞の人脈で日本市民からも救援物資をいただいた。これからは同胞だけでなく日本市民たちにもこの物資が届くはず」としながら、同胞と日本市民たちがともに助け合っていくことの重要性についても言及した。」 (李東浩)

[朝鮮新報 2011.3.19]