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京都で「オリニマダン」 10地域のサークルが共催


みんなで遊ぶふれあいの場

京都朝鮮歌舞団の紙芝居

 京都10地域の子育てサークルと女性同盟共催の第2回「オリニマダン」が15日、ウイングス京都で行われ、就学前の乳幼児とその父母ら約400人が参加した。各サークルが準備した遊びのコーナーや京都朝鮮歌舞団が出演した親子コンサートなどで賑わった。

 府内の朝鮮学校の幼稚園に通う園児たちの歌で始まったイベントでは0歳児のハイハイ競争、1歳児のよちよち競争、親子でする遊戯などが行われ、元気いっぱいにはしゃぎまわる子どもたちの姿が見られた。

 また会場には、親子の手形を印刷してもらえる「親子てがた」、アニメキャラクターとの記念写真、幼児用のプールに新聞紙を敷き詰めた「新聞プール」、ぬりえと折り紙、帽子や剣などの工作、魚に見立てたお菓子を釣る「さかなつり」、ボールを的に当てる「ストラックアウト」、赤ちゃんスペースなど、オモニたち手作りの遊びコーナーが設置され、子どもたち、オモニたちの笑顔であふれた。また、真剣な眼差しで工作などに取り組む姿もあった。

初参加の家族も

0歳児のハイハイ競争

 実行委員会は、各地域の子育てサークルと女性同盟の役員らで構成された。実行委員長を務めた鄭英姫さん(西陣「イェポキッズ」)によると、オモニたちは家事と子育て、仕事に追われる中でも、それぞれが出し物を決めて1月から準備をしてきた。普段サークルに参加している家族だけでなく幅広く参加を募ろうと、同胞の家庭を訪問してチケット(子ども100円、大人300円)を販売したという。

 また当日は、サークル役員たちも気兼ねなく子どもたちと遊べるようにと、女性同盟本部、支部の役員たちが各コーナーを担当した。朝青や朝鮮学校の幼稚園教員らもイベントの運営に尽力した。

ぬりえにチャレンジ

 伏見「プチエンジェル」の張愛沙さんは、「2年前の第1回『オリニマダン』の経験を生かし、誰もが参加しやすいイベントにしようと努めてきた。初めて見る同胞も多く、子どもたちも楽しそうに遊んでいるので、とてもよかった」と喜んだ。

 西南「ピョンアリクラブ」の全里麗さんは、「小さい子がいると出かけるのがひと苦労。サークルやこうしたイベントがあれば家族で出かけるきっかけになる。オモニ同士も触れ合える有意義な場だ」と述べた。

 舞台で司会を務めた金陽鉉さん(西「ぽっぽキッズ」)は、「オモニや子どもたちが気軽に出会える場を提供できたと思う。今回はアボジたちの参加も増えた。同胞が集まる場やウリハッキョを身近に感じてくれれば」と語った。(李泰鎬)

[朝鮮新報 2011.5.19]