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東京第2初級 新校舎で授業開始

近代的で明るい空間

休み時間になると、体育館にはバスケなどに興じる生徒たちの姿が広がる

 東京朝鮮第2初級学校では、始業式の8日から児童らが新校舎で3学期をスタートさせた。

 2階建ての新校舎は、外観がえんじ色と白で統一されており、内装ともに斬新で現代的にデザインされている。全体的にウッド調の内装は木の温もりにあふれており、日中には電気をつけなくても陽の光が十分に差し込むほど、窓の多い明るく開放的な空間となっている。

 足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、広大な体育館だ。2階の廊下から見下ろすこともできる吹き抜けの体育館には、休み時間になれば教室を飛び出し、バスケやドッジボールに興じる生徒たちの姿が見られる。

 一方、1階には体育館に隣接した教室や音楽室、多目的室などがある。2階の各教室の間には壁一面の本棚とベンチが設置され、児童らが好きなときに好きな本を読めるようになっている。

 生徒らは、真新しい教室や体育館に移った喜びをかみしめながら、勉強や部活動にいっそう力を入れている。

 鄭佳奈さん(6年)は、「初めて足を踏み入れたとき、あまりに立派で驚いた。なかでも、新しく体育館ができたことがとてもうれしい。これまで運動場で行ってきたバスケ部の練習も今では体育館で行っている。ボールがよく跳ねるから、ドリブルがつきやすくて練習がいっそう楽しくなった」と話した。

 張仁柱さん(6年)は、「教室には冷暖房が完備されているから、冬でも寒くない」とうれしそうに話す。「新校舎の第一期卒業生として、いまと同じくらいきれいな状態の新校舎を維持して後輩たちに譲ってあげたい。そのためにも、毎日の掃除をがんばる。残りの期間は、新校舎で楽しい思い出をたくさん作りたい」と語った。

 08年から取り組んだ新校舎建設事業は、旧校舎跡地に建設予定の校門と学校周辺の整備を残すのみとなった。校庭にはサクラの木を移植し、今春には、そこで恒例の焼肉パーティーが行われる予定だ。(周)

東京第2初級 新しい「船出」 旧校舎お別れイベント

[朝鮮新報 2011.1.17]