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高校無償化 宝塚市民がハンスト、朝鮮学校への即時適用訴え

朝鮮学校への「高校無償化」の即時適用を求めハンストを行う日本市民、同胞ら(左から番目が田中さん)

熱心に署名を集める「瑛美さん

座り込みとハンスト、ビラ配り、署名集めは冷たい風が吹く夜時まで行われた。

 朝鮮学校への「高校無償化」即時適用をもとめる大集会開催(26日、東京)に呼応し、兵庫県宝塚市では日本市民と同胞らが26日午前9時から午後9時まで宝塚駅で座り込み、朝鮮学校への「高校無償化」即時適用と大阪府に朝鮮学校への補助金支給を求めるハンガーストライキを行った。

 ハンストは数日前に決まったものの、朝鮮学校を支援する宝塚市民の会を中心とする日本市民ら27人と、総連、女性同盟の活動家、同胞ら19人がかけつけ、冷たい風が吹く歩道橋の上でビラ配りや署名集めを行った。12時間のうちに約2900枚のビラを配り、414人分の署名を集めた。

 ハンストを呼びかけた市民の会の田中ひろみさんは、25日の夕飯を最後に26時間以上、食べ物を口にしなかった。それでも朝高生たちの詩や作文を紹介しながら、行き交う人々に問題を強くアピールした。

 田中さんは「朝鮮学校だけ差別するということはすごく恥ずかしい行為。政府に私たちの怒りの声を届けたい。一人でも多くの人の目に映ればとハンストを決行した。各地で声を上げる勇気付けになれば」と語った。

 「日本の方がハンストをすると聞いて、私も朝高生として参加したいと思った」という神戸朝高の「瑛美さん(高1)は、学校から帰るなりオモニと中1の妹を誘い現場にかけつけた。多くの署名を集め関係者を驚かせた。

 この日はカンパする市民の姿も見られ、集まった募金は神戸朝鮮高級学校に寄付された。(李泰鎬)

[朝鮮新報 2011.2.26]