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日本の市民団体 東京中高に支援金伝達

高級部3年生と記念写真を撮った一行

 「高校無償化」適用を求める運動をこの1年間繰り広げてきた東京朝鮮中高級学校卒業生たちを激励し、卒業を祝うため、東京平和センターの本橋益男議長、関久事務局長、本郷真一元議長、東京−ピョンヤン友好交流会議の水谷研次事務局次長が4日、支援金を届けた。

 卒業生のための募金活動には、 東京−ピョンヤン友好交流会議、日朝友好促進東京議員連絡会、東京平和運動センター、社会民主党東京都連合、自治労東京都本部、東京交通労働組合、全農林労組関東東京、三多摩平和運動センター、I女性会議東京都本部、I女性会議千代田支部、東京日朝女性のつどい、三多摩日朝女性の会も賛同し、総額42万8千円が寄せられた。

 一行は高級部1、2年生の授業を参観した後、同校文化会館に足を運び、2日後に卒業式を迎える高級部3年生たちが行う卒業公演の練習風景を観覧した。

 同校の卒業公演で伝統化されている合唱と舞踊「豊作の舞」を観た同氏らは、民族的で躍動感あふれたすばらしい演目だったと感嘆の声をあげた。

 その後、一行は舞台にあがり、本橋議長が朝高委員会委員長だった高英載さんに支援金を手渡した。

 本橋議長は、卒業を迎えた生徒たちにお祝いの言葉を伝えながら、「すべての生徒たちに与えられる権利を、特定の生徒たちだけに与えないというのは人権侵害に他ならない。朝高生たちに『高校無償化』が適用されるその日まで、引き続きたたかっていこう」と呼びかけた。

 関事務局長は、「3年生たちが卒業するまでにこの問題を解決できなかったことが悔やまれる。この不平等を必ず是正し、これからも力を合わせてがんばっていこう」と強調した。

 高英載さんは、「卒業後も、問題解決のために僕たちができることがきっとあるはず。これからもぜひ協力してほしい」と話した。(梨)

[朝鮮新報 2011.3.7]