top_rogo.gif (16396 bytes)

大阪朝高27期、卒業30周年で同窓会


「永遠なる縁」温め

大阪朝鮮高級学校27期卒業生たち

互いにお酒を酌み交わし、思い出話や近況報告に花を咲かせた

旧友との久々の再開を喜び合った参加者たち

2部では学生時代の写真を編集した映像が上映され笑いを誘った。

 大阪朝鮮高級学校27期卒業生たちの卒業30周年記念同窓会が3月26日、大阪市内で開かれ、132人が参加した。当時の教員たちも招かれた。参加者たちは互いにお酒を酌み交わし、思い出話や近況報告に花を咲かせながら旧交を温めた。

 1部では実行委員会代表や卒業生の恩師らがあいさつした。2部では学生時代の写真を編集した映像が上映され笑いを誘った。歌や踊りも飛び出すなど盛り上がりを見せた。

 旧友との久々の再開を喜び合った参加者たち。なかには憧れだった異性と記念撮影したり、名前を確認し合ったりする場面も見られるなど、いたるところで笑い声が飛び交った。

 初めはクラス別に座っていた参加者たちだったが、時間が進むにつれて入れ代り立ち代り席を移り、大いに楽しんでいた。2次会、3次会にも大勢参加した。

 「27期」は同窓会の出席率が高いことで他の期からも注目されている。10年おきに同窓会を開き、その間には初・中級部の同窓会も開くなどしている。関係者には「また同窓会を開いてほしい」との要望が頻繁に寄せられるという。今回も1年以上前から実行委員会を立ち上げ打ち合わせを重ね、名簿整理や参加確認を綿密に行ってきた。

 ある参加者は「同級生の縁は永遠。心置きなく語り合い何でも許し合える友がおり、場があることは幸せ」と言って、同窓会を企画した実行委員らに感謝していた。

 卒業から30年。互いの生活状況や同胞社会での「立ち位置」に違いはあっても、大阪朝高の卒業生であり、「ウリトンポ(わが同胞)」であることはいつまでも変わらない。

 朴元伸実行委員長は「集まれば必ず昔話になる。あらためてウリハッキョの素晴らしさ、卒業生としての誇りを実感する良い機会でもある。同級生の結束が強まるとともに、母校を守りたいという気持ちが強まれば」と語る。

[朝鮮新報 2011.4.11]