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〈論調〉 日本と南朝鮮の危険な軍事協力

 日本と南朝鮮が新年に入って軍事協力の強化を関係発展の柱にしている。

 10日の国防相会談で軍事協力をいっそう強化することで合意した。これにより、軍事分野初の協定として朝鮮半島情勢に対する共同対応などを骨子とする共同宣言を近日中に採択することになるという。

 日本が朝鮮半島情勢の緊張を口実に南朝鮮との軍事協力を強化しようとするのは、再侵略と軍事的膨張のための術策である。日本は20世紀、「大東亜共栄圏」の野望実現のために朝鮮半島をいわゆる「大東亜」の中核地帯に定めて占領統治を施行した。

 数十年間の軍事的占領統治でわが民族に莫大な被害を与え、戦後65年が経っても罪悪の過去を清算していない日本がこんにち、またしても再侵略のための軍事同盟形成へと進んでいるのは国際社会の驚愕を誘っている。

 日本、南朝鮮の軍事協力は、日本の自衛隊の活動範囲の拡大を後押しし、東北アジアで新たな冷戦体制を復活させる危険性をはらんでいる。(13日発朝鮮中央通信)

[朝鮮新報 2011.1.19]