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〈論調〉 再侵略の道開く危険な結託

 南朝鮮と日本の軍事的結託が日増しに現実化している。最近、南朝鮮の国防部長官と日本の防衛相が会談を開き、南朝鮮・日本「軍需支援協定」の締結を協議するようにするなど、軍事的結託を強化することについて謀議した事実を通じてもそれがよくわかる。南朝鮮と日本の軍事的結託の動きは、三角軍事同盟構築策動が極めて危険な域で推進されていることを実証するものであって、全同胞の深刻な憂慮をかき立てている。

 米国が全朝鮮とアジアに対する支配野望を実現するため久しい前から米、日、南朝鮮の三角軍事同盟の構築に狂奔していることは公の事実である。これによって、米国と南朝鮮、米国と日本の間には既に軍事的同盟関係が結ばれた。残った問題は、南朝鮮と日本が互いに軍事的同盟関係を形成することである。そのために米国は、南朝鮮と日本が軍事的同盟関係を結ぶよう強迫している。昨年末、米軍部の頭目が南朝鮮と日本に軍事的協力を強化するよう公然と説いたのはその端的な実例である。

 南朝鮮と日本が軍事的同盟関係を構築すれば、米国が主導する三角軍事同盟が形成されて朝鮮半島とその周辺地域で平和と安定が破壊され、戦争の危険をさらに増大させるようになるのは火を見るよりも明らかである。

 にもかかわらず、南朝鮮の国防部長官が日本の防衛相と軍事分野での結託を強化する謀議を行ったのは大勢の流れに逆行する妄動である。

 現在、全同胞は朝鮮半島と北南間に生じた現難局を打開するため、対話と協議を実現しなければならないという朝鮮の提案を支持、歓迎し、南朝鮮当局がこれに応じるよう求めている。しかし、南朝鮮当局は民族のこのような志向には背を向け、朝鮮への再侵略を夢見る日本との軍事的共助に狂奔している。これは、南朝鮮当局がわが民族同士力を合わせて朝鮮半島の平和と安全を守り、北南関係を改善して祖国統一が早まることを願う全民族の一致した志向に水を差し、外部勢力と結託して時代錯誤の同族対決の道に進んでいることを実証している。(民主朝鮮21日)

[朝鮮新報 2011.1.26]