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「心に響く歌を届けたい」

金剛山歌劇団バリトン歌手 李栄守さん

 歌手人生36年。来月22日に日本では3度目のリサイタルを開催する。15年ほど前にヒットした「願い」のほか「夢多きあなた」「いつも心に」など自身が作曲した歌を中心に約20曲を披露する予定だ。

 統一の日を迎えることなくこの世を去ったオモニ(在日1世)への鎮魂歌である「願い」は、当初、大きな反響を巻き起こした。

 「アコースティックギターでの独唱というスタイルが、当時の金剛山歌劇団の演目としては斬新だった。2世の心境を歌ったものも珍しかった」と言う。

 「同胞生活者の目線に立った心に響く曲を届けたい」との思いを胸に新曲の創作にも力を注いでいる。

 「歌は人々に元気を与えてくれる。私も歌を通してみなさんに元気になってもらいたい。ぜひ、会場に足を運んでください!」とカ強く呼びかけた。(潤)

[朝鮮新報 2011.1.31]