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良い音楽と信頼関係

バイオリニスト 亀井庸州さん

 02年から在日コリアンの若手音楽家グループ「パラン」のメンバーとして約8年間活動てきた。

 「音楽で一番大事なのは『信頼』」と話す。良い信頼関係の中でしか良い音楽は生まれないと、普段から「パラン」のメンバーとは深く付き合いコミュニケーションを大事にしている。

 初めてバイオリンを手にしたのは5歳の頃。中高一貫の私立学校ではオーケストラ部に所属し腕を磨いていった。その後、東京音楽大学に入学しバイオリン科を専攻。05年から2年間、リエージュ王立音楽院(ベルギー)に留学し新しい作品や現代音楽を研究。帰国後は音楽界のあらゆる場面で活躍している。

 「日常の生活の中でつらく押しつぶされそうになる人がいたら、自分たちの演奏で、明日への希望を持ち糧になるような音楽を聞かせられるよう、日々腕を磨いていきたい」。(梨)

[朝鮮新報 2011.2.21]