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今、自分にできることを

総連医療団として被災地訪問 申琴繍さん

 3月20日、総連医療団の一員として東北朝鮮初中級学校を訪れ、避難生活を送る同胞や近隣の同胞宅を回り、2日間で50余人の診察をサポートした。

 「被災同胞たちは、互いに支え合いながら力強く生活していた。それがどんな薬よりも同胞たちを元気にしていたのかもしれない」

 被災地で感じたことは、こうした「同胞同士のつながり」だったという。山積みの救援物資や、空腹をものともせずに率先して働き、同時に同胞たちを気遣う朝青員たちの姿に触れた。まるで「同胞社会の縮図」のような光景に、逆に背中を押されたという。

 今年3月に朝大を卒業。現在は朝鮮学校の教壇に立っている。

 「いまの自分にできることをあらためて考えた。将来の同胞社会を担っていく子どもたちに責任を持って向き合う教員になりたい」(周)

[朝鮮新報 2011.4.25]