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春・夏・秋・冬

 サッカーのアジアカップ・カタール大会に出場している朝鮮代表は、ここまで1分1敗で苦戦している。3戦目となる今日、決勝トーナメント進出をかけて前回優勝のイラクと対戦する。勝利が絶対条件だ

▼在日同胞3選手のプレーに注目する一方、どうしても心を奪われてしまうのがGKリ・ミョングク選手だ。ある同胞ファンは「いつもハラハラ、ドキドキで楽しませてくれる」と語る。昨年のW杯では、3試合で12失点を喫し、屈辱を味わった

▼とはいえ、身体能力の高さは内外から認められている。W杯アジア予選では計16試合を7失点で押さえ、本戦出場の立役者となった。W杯出場がかかった最終戦では、アウェーで終始攻め込まれながらも最後までゴールを死守した。その活躍により、朝鮮では子どもたちにGKへの憧れを抱かせたスターとなっている。今大会、2試合ともに随所で好セーブを見せ、「動物的な反応」と高い評価も受けた

▼チーム自体は以前より攻撃に積極性を見せており、「余りある伸び代」に期待が寄せられている。J1で確かな実績を積んだ梁勇基選手にも注目が集まっている。44年ぶりのW杯出場で盛り上がったのも束の間、2014年ブラジル大会のアジア予選は早速今夏から始まる。シードが濃厚な朝鮮代表は3次予選から登場する見通し。開催は9月。次につながる戦いを期待する。(天)

[朝鮮新報 2011.1.17]