ここが知りたいQ&A/総聯中央委員会第17期第5回会議
会議開催の目的は
一大大衆運動を呼びかける/新時代創造し飛躍の年に
Q 今会議開催の目的は。
A 共和国創建50周年を迎える歴史的な今年を輝かせ、5月に開かれる総聯第18回全体大会を在日朝鮮人運動で画期的転換と新たな発展をもたらす契機にするために、18全大会を前に繰り広げられる一大大衆運動への参加を、総聯活動家と全同胞に呼びかけることにある。
Q 総聯は今年をどう位置づけているのか。
A 昨年10月、全朝鮮人民の一致した念願によって金正日朝鮮労働党総書記が推戴され、金正日時代が名実ともにスタートした。その後、初めて迎えた新年であることから、在日朝鮮人運動も新時代を創造する前進と飛躍の年になるべきだと考えている。だが、在日朝鮮人運動を取り巻く状況は決して平坦とは言えず、総聯は結成以来かつてない試練を経ている。反共和国、反総聯策動はいつにも増して強まっており、日本の経済状況悪化の影響も少なくない。
Q そのような状況下で運動を推し進めていける保証は何か。
A 社会主義市場の喪失、国際的な共和国抹殺策動、相次ぐ自然災害などの要因が重なり、共和国の人々はここ数年かつてない困難な条件の下で、社会主義祖国を守り、国家建設を行ってきた。共和国の人々とつねに辛苦をともにしてきた総聯組織と同胞には、困難な状況を団結力で乗り切ってきたという思いがある。また、支部を中心に幅広い大衆運動を展開し、組織の裾野が広がり、足腰が強まっている点もあげられる。
18全大会が開かれるが
21世紀への方向示す/新たな前進を目指す総聯
Q 総聯第18回全体大会が5月22、23の両日、東京で開かれるが。
A 全体大会とは、3年に1回定期的に招集される総聯の最高決議機関だ。18全大会は様々な意味で大きな意義を持っている。まず、昨年の金正日総書記推戴後、初めて開かれる全体大会だということだ。名実ともに金正日時代を迎えたこんにち、総聯もそれに見合った形で運動を新たな段階に発展させていく必要がある。また、世代交代が進む中、在日同胞を取り巻く環境も大きく変化しており、そうした現状に対応するための新たな発想が必要とされる。さらに、あと3年で21世紀を迎えることから、来世紀に向けた在日朝鮮人運動の方向性を示すことが要求されている。
Q 総聯は今、歴史的なターニング・ポイントに立っていると言えるのでは。
A まさにそうだ。そのため、18全大会はこれまでにも増して重要な大会だ。新しい時代を迎え、環境が変化している中で、共和国も同胞社会も、総聯が新たな前進を遂げることを求めている。
「100日間運動」の目的は
大胆な発想で力量を強化/新世代中心に幅広い同胞網羅
Q 2月10日から「100日間運動」が始まるそうだが、この「運動」の目的は何か。
A 逆境を順境に転換させる大胆な発想で立ちはだかる困難を克服し、総聯組織の力量を質的に強化し、隊列を拡大させるところにある。そして、この「100日間運動」で新たな成果を達成した土台のうえで、第18回全体大会を迎えようというわけだ。
Q 運動の中心にすえていることは。
A まず、在日朝鮮人運動の主役である同胞が主体的力量として活躍するようにすること。また、総聯を同胞の間に深く根ざした大衆組織に変えていくことだ。そのために、支部を強化し、同胞地域社会の拠点である支部の役割を高めることが重要だ。それによって、現実の変化に即して同胞との活動を転換させることができる。
Q どのような方法で行われるのか。
A 支部を拠点に幅広い同胞を網羅した大衆運動を繰り広げていく。とくに、新しい世代の同胞が総聯活動の主役となって活躍できるようにするための「運動」が展開されるだろう。
総聯中央委員会では、「総聯第18回全体大会を高い愛国的熱意と輝かしい活動成果で迎えよう!」とのスローガンを掲げ、こぞって参加するよう、在日同胞と総聯活動家らに呼びかけている。
「100日間運動」でなにをするのか
同胞社会で民族性守る/共和国海外公民の誇り胸に
Q 「100日間運動」では何を行うのか。
A 金正日総書記を指導者に戴く共和国の海外公民としての民族的誇りを胸に、同胞が愛国的な運動にこぞって立ち上がるよう促していく。また、同胞社会で民族性を守るため、朝鮮語、歴史や文化を学ぶ場や機会を多く設けるとともに、民族教育を引き続き強化し、「参政権」獲得運動、同化・棄民政策に反対していく。
Q 生活の問題はどうか。
A 金融情勢が悪化し不況が深刻化する中、同胞の企業、同胞の生活と権利を守ることはいつにも増して重要な問題だ。総聯の各機関、経済団体では人材、経営情報の提供、資金など同胞が求める切実な問題を解決するために努め、朝銀を強化する。高齢者、就職、結婚問題の解決、教育権擁護拡大のための活動も引き続き繰り広げる。
Q 支部の役割について。
A 総聯支部の強化、分会の活性化、階層別団体の基層組織の機能と役割を高めることを掲げていく。同胞地域社会を、支部を主体に団結した1つの村のように作っていきたい。祖国の社会主義建設に対する支援活動を引き続き展開し、統一のために活動し、朝・日友好のための対外活動も繰り広げていく。