大阪朝高２年の金明美さん、英語スピーチコンテストで最優秀賞

　大阪朝鮮高級学校２年の金明美さんが、大阪・サンフランシスコ、大阪・メルボルンの各姉妹都市協会、大阪シカゴ協会主催の第３２回英語スピーチコンテスト（９月２３日、大阪国際文化交流センター）で最優秀賞に輝き、副賞の米国でのホームステイ（来年４０日間）を手にした。

　金さんのスピーチのタイトルは「ＳＩＮＣＥＲＩＴＹ（まごころ）」。周囲の視線が気になり、チマ・チョゴリの制服を隠すようにして通学していた金さんが、通学路で出会った日本人のおじさんから「これ、学校の制服かい？　すてきだね。よく似合っているよ！」などと励まされ、堂々と通学できるようになったことを話しながら、５年間にわたる彼との交流を通じて、心の触れ合いを積み重ねることで国境を越えた信頼を築くことができることを学んだと訴えた。

　金さんのスピーチは審査員講評で「内容の素晴らしさ、発音の素晴らしさと共に、チマ・チョゴリを堂々と着て、自信を持って発表するその姿に深い感動を覚えた」と高く評価された。