金剛山観光事業、遅らせたのは南当局/祖国平和統一委員会が声明
祖国平和統一委員会(祖統委)スポークスマンは7日、9月25日に開始が予定されていた金剛山観光事業が遅れている責任を共和国側に転嫁させようとする南朝鮮当局を非難する声明を発表した。
声明は、南の統一部交流協力局長が、観光事業の遅れは北が「追加費用を要求」するなど「不透明な態度」を取っていることに起因するとして、観光事業への「北の意志を確認する必要がある」などと語ったことに触れ、「これこそ事実をわい曲し世論を誤った方向に導くもの」だと主張した。
そして、言葉では民間級交流・協力を奨励しながらそれを遮断している張本人は南朝鮮当局だと指摘。最近だけでも8・15統一大祝典参加のための愛国人士の訪北を妨害しただけでなく、林秀卿さんの訪北、平壌での開天節行事に参加しようとした南の宗教人の訪北を遮断し、訪北して戻った中央日報社長に圧力を加えているなどと具体例を上げた。
これと同じように、総理、統一部長官らが「観光費の1億ドル制限」「当局者接触」「離散家族面会所の設置」などをうんぬんして金剛山観光事業への介入を企図し、この事業を遅延させていると非難、「このような者たちが統一部局長を前面に押し出し観光事業遅延の責任を北側に転嫁させようと策動している」と述べた。