千葉市民ら、「日朝関係を考える緊急集会」/真相調査委員会発足へ
総聯千葉支部副委員長殺害・本部会館放火事件を憂慮する県下日本市民らによる「日朝関係を考える緊急集会」(同実行委員会主催)が18日、千葉市中央区の千葉県教育会館で開かれ、約30人が参加。総聯県本部の徐昌武委員長も招かれあいさつした。
参加者らは、県下日本市民らによる事件の真相調査委員会を23日に発足させ、県警当局に早急な真相究明を求め、日本社会に根深く残る民族排他主義と民族差別をなくすために地域レベルの日朝友好運動を活発化させていくことを決めた。また全参加者の総意で、@日本政府が対共和国敵視政策を改め「制裁措置」を撤回するよう求める決議文 A日本政府が今回のテロ行為の真相究明と再発防止、総聯組織と朝鮮学校生徒に対する暴力・脅迫行為防止の措置を取るよう求める特別決議文 B千葉県議会に共和国の「ミサイル発射」抗議決議の撤回を求める要請書――を採択した。
実行委の渡辺隆代表は開会あいさつで、日本政府だけが共和国の人工衛星を認めず、マスコミを通じて社会全般に民族排他主義を広めていると指摘。総聯機関と朝鮮学校生への人権侵害行為はこうした騒ぎの産物であり、総聯千葉支部副委員長殺害事件も計画的で意図的な犯罪だと強調した。