平壌で民族免疫デー開幕式
民族免疫デーの開幕式が20日、平壌の人民文化宮殿で行われた。
式には金秀学保健相をはじめ関係部門の活動家と保健部門の科学者、技術者、医療活動家、世界保健機関(WHO)ワクチン・免疫計画のジョン・メルガード局長を団長とするWHO免疫代表団、WHO免疫拡張計画のドゥユピン顧問、国連開発計画のクリスティアン・ロメル駐朝代表、国連児童基金(ユニセフ)保健計画のバダン・ジョン・ラナ氏らが参加した。
金保健相は開幕の辞で、金日成主席と金正日総書記の指導の下、共和国の保健事業で挙げた成果について述べ、総書記は主席の著作「社会主義的医学は予防医学である」が発表された1966年10月20日を民族免疫デーに制定し、すべての子供たちが予防薬を接種できるよう、国家的措置を講じたと指摘した。
また、WHOが有能な免疫専門家を派遣して予防薬と設備、機材を提供したことや、たび重なる自然災害で朝鮮人民の生活と保健事業に少なからず難関が生じている時に、WHOやユニセフなど様々な国際機関と政府・非政府機関が人道精神で支援してくれていることに謝意を表し、今後も朝鮮人民の健康保護事業への協力を期待すると述べた。
続いてメルガード局長が演説し、すべての伝染病を根絶するための予防・監視事業でWHOが成し遂げた成果に言及。小児麻痺をなくすため長い間たたかってきたが、依然としてすべきことは多いと述べ、共和国が小児麻痺を完全になくすのに全力を傾けていることを確信したと語った。
式ではまた、WHO東南アジア地域局のウトン・ムクタル・ラフェイ局長からの演説文が朗読された。(朝鮮通信)