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第10回アボジサッカー大会/西東京第1初優勝


 共和国創建50周年記念第10回アボジ杯争奪初級学校アボジサッカー大会(主催=東京朝鮮初級学校アボジ会実行委員会、後援=在日本朝鮮人東京都体育協会)が1日、東京・北区の東京朝鮮中高級学校運動場で行われ、初出場の千葉初中を含む12校13チーム、420余人が参加した。

 同大会は、アボジたちがサッカーを通じ親ぼくを深め、愛校運動に積極的に取り組んで行こうとの趣旨で始まったもの。94年5月の第1回大会以来、年に2回行われ第10回目。

 トーナメント形式で行われ、準決勝はそれぞれ西東京第1対東京第4(A)、東京第5対東京第4(B)の戦いとなった。両試合共、同点のまま試合終了のホイッスル。PK戦の末、西東京第1と東京第5が決勝に進んだ。決勝では、西東京第1が過去2回の優勝経験を持つ東京第5を4―0で下し、初優勝した。

 チーム結成3年目にして初優勝の栄冠を手にした西東京第1の金伸知主将は、「子供たちがチビっ子サッカー大会で2連覇したのが良いプレッシャーとなった。今大会での優勝を目指して毎週金曜の夜、朝青員たちと練習を重ねてきた。この過程でチーム内の雰囲気もよくなり、アボジたちが学校を支援する活動に積極的に参加するようになった」と語っていた。

 東京朝鮮初級学校アボジ会実行委員会の慎富啓委員長は、「大会は、アボジたちがサッカーチームを通じて交流を深めながら、学校を支援することに貢献している」と話す。試合終了後には大会初の焼肉も用意され、アボジたちはビール片手に七輪を囲み一層交流を深めていた。