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大阪朝高サッカー部、全国選手権予選で3位


 大阪朝高サッカー部が8日、高概市で行われた第77回全国高校サッカー選手権大阪大会の準決勝戦で金光第1と対戦。息詰まるたたかいの末、1−2で敗れた。3位に入賞したものの、念願の全国大会出場には至らなかった。

 金光第1は、準決勝に進出した4校のうち唯一ここまで無失点。攻守のバランスの良さから優勝候補筆頭に上げられていた。対する大阪朝高は20人のうち16人までが2、1年生ながら、6回戦で延長戦、準々決勝ではPK戦をものにしてきた。それだけに、この日も勝運を手操り寄せる力強いプレーができるか注目された。

 前半から、大阪朝高はその期待に応える。立ち上がりこそ相手MFにゴール前をかき回されたものの、強気の攻めでボールの支配権を奪取。相手ゴールを再三、脅かした。0−0で折り返した後半も立て続けに決定機をつかむが今一つ詰め切れず、金光第1に2ゴールを許す。終了1分前に1点を返すが、ついに勝利の女神は微笑まなかった。

 しかしシュート数や決定機で相手を上回るなど、「大阪朝高の攻撃的なサッカーは見応えがあり、賞賛に値する」(大会公式の戦評)ものだった。金哲生主将は「力の差はなかった。来年は後輩たちが、最後まで勝ち抜くと確信している」と話していた。