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祖国平和統一委員会スポークスマン、金剛山観光事業開始で声明


 祖国平和統一委員会スポークスマンは16日、南北民間レベルの金剛山観光事業の開始と関連し、次のような声明を発表した。

 今回、南北間の民間レベルで金剛山観光事業が実現されることは、民族の名山、金剛山の参観を希望する南側同胞に対する北側の深い同胞愛と雅量によるものだ。

 われわれは、半世紀以上の民族分断史で初めて実現される金剛山観光が民族の和解と団結、民族的大団結を実現し、祖国統一の促進に寄与するものとの期待を表明する。

 金剛山観光を全民族の念願と利益に即して成功させるためには、この事業に観光以外を目的としたものを介入させてはならない。

 とくに、金剛山観光を本来の趣旨に基づきスムーズに進めるには、良い雰囲気作りが必要である。

 北と南の不信と対決が激化していては、南朝鮮同胞の金剛山観光がスムーズに進まない。これは、今までの南北関係史が示す教訓でもある。

 南朝鮮当局者は、全民族の関心と期待を浴びながらようやく第一歩を踏み出す金剛山観光事業に影を落としたり、この事業を危うくする挑発的な北侵戦争演習や反北対決策動を止めなければならない。

 われわれはこの機会に、南朝鮮のすべての観光客が金剛山観光の道を開いた共和国側の同胞愛と雅量に心からの民族愛で応え、民族の誇りである金剛山を愛し、共に民族的財産を後世に残すよう努力するものとの期待を表明する。

 

身辺安全を保証/朝鮮アジア太平洋平和委員会

 朝鮮アジア太平洋平和委員会スポークスマンは14日、南朝鮮同胞のための金剛山観光が18日からスタートすることと関連し、「当委員会と共和国の関係機関は、同胞愛をもって金剛山を参観する南朝鮮同胞にあらゆる便宜をはかり、身辺の安全を保証する。われわれは、金剛山を観光する南朝鮮同胞が、金剛山の絶景を民族の誇りをもって楽しみ、金剛山の自然を大切にし愛するよう望んでやまない」との談話を発表した。(以上朝鮮通信)