ニュースフラッシュ
中国の党と国家指導者から礼電
南の軍事対応態勢完備発言を非難/朝鮮中央通信
米、日、南の共同軍事演習は予備戦争/労働新聞が非難
金永南委員長が各国に祝電や弔電
真相究明を県知事らに要請/千葉事件調査委員会
中国の党と国家指導者から礼電
金正日朝鮮労働党総書記が金永南最高人民会議常任委員会委員長、洪成南内閣総理と共に、中華人民共和国創建49周年に際し中国の党と国家の指導者に送った祝電に対する礼電が、北京発12日付で送られてきた。中国共産党総書記の江沢民国家主席、全国人民代表大会常務委員会の李鵬委員長、国務院の朱鎔基総理が連名で送ってきた。礼電では、われわれは、あなた方が中国創建49周年に際し祝電を送ってくれたことに対して、中国共産党と全国人民代表大会常務委員会、中国政府と人民を代表し、またわれわれ自身の名であなた方と朝鮮労働党と最高人民会議常任委員会、朝鮮政府と人民に心からの感謝を送ると指摘した。(朝鮮通信)
南朝鮮の千容宅「国防部長官」は13日、「国防部」と軍合同参謀本部の課長級以上が参加した会議で、イラクに対する米国の軍事介入の可能性と中東地域での緊張が高まっている情勢のもと、冬季作戦態勢と軍事対応態勢の完備に万全をきすべきと述べた。これはイラクに対する米国の侵略行為に便乗した発言であり、中東地域での任意の時刻に銃声が鳴った場合、それを合図に第2の北侵戦争の導火線に火をつけようとする企図を表したものだ。(朝鮮通信)
労働新聞14日付は、米国と南朝鮮、日本が最近繰り広げた共同軍事演習は徹頭徹尾、共和国への侵攻を狙った予備戦争・試験戦争であったと非難した。また同演習は、朝鮮戦争準備を最終的に検討して完成させ、三角軍事同盟体系の実働演習に引き継がれるとも指摘した。(朝鮮通信)
最高人民会議常任委員会の金永南委員長は、パレスチナ国家宣布10周年に際し、パレスチナ解放機構議長のヤセル・アラファト大統領に14日、タンザニアのベンジャミン・ウィリアム・ムカパ大統領の60歳の誕生日に際し同氏に11日、祝電をそれぞれ送った。またコモロ・イスラム連邦共和国のモハメド・タキ大統領の死去で、同国のタンジディンヌベン・サイド・マスド大統領代理に13日に弔電を、ニカラグアが最近、ハリケーンで多くの人的・物的損失を被ったことと関連し、同国のアルノルド・アレマン大統領に10日、慰問電をそれぞれ送った。(朝鮮通信)
千葉県下日本人士らによる「千葉朝鮮総聯役員虐殺・放火事件調査委員会」の代表らが10日、千葉県庁と県議会、県警本部をそれぞれ訪れ、早急な犯人逮捕と事件の真相究明、また在日朝鮮人迫害事件の再発防止措置を取るよう要請した。要請団は同調査委委員長の小川彰弁護士、副委員長の高橋正八郎・社民党千葉県連代表ら8人。沼田武千葉県知事、斉藤美信千葉県議会議長、古賀光彦県警本部長あての要請書をそれぞれ手渡した。
一行は席上、今回の事件が単純な刑事事件ではなく、共和国の人工衛星打ち上げを口実にした日本当局の反共和国、反総聯敵視政策が生んだ民族排他的な犯罪行為だとしながら、事件の真相究明と再発防止のために実効性ある措置を取るよう求めた。また最近、各地で朝鮮学校生徒に対する暴言・暴行事件が相次いでいる中で、5日には東京朝高の女子学生が刃物で手を切られるという事件まで起きたとしながら、該当当局が在日朝鮮人の人権問題に関心を寄せ、県内でこのような事件が起きないよう全力を尽くすよう求めた。