米大統領の南訪問は危険な戦争策動/労働新聞論評

　労働新聞１１月２６日付は、クリントン米大統領の南朝鮮訪問は、「対北強硬政策」を実施し、前例のない政治経済的混乱と危機に接した南朝鮮に対して、再び侵略的な対朝鮮政策の執行へと導くためのものであったと指摘し、次のように論評した。

　クリントン大統領の訪問期間、南朝鮮当局者は米国の「対北強硬政策」に同調する一方、反北対決戦争政策である「太陽政策」に対する「支持」を求めた。

　また米国と南朝鮮当局者が北の｢地下核施設疑惑｣問題についてうんぬんし、北には｢地下核施設｣があるとか、それに対する査察を拒否する場合、「強硬対応」を取るなどというのは、耐えがたい挑発である。

　われわれは米軍部と南朝鮮好戦勢力の軍事的挑発策動に警戒を高め、それに相応する自衛的措置を講じざるをえない。

　朝鮮半島で戦争の危機が増大し、情勢が朝米基本合意文採択以前の局面に戻ることから生じるすべての結果については、挑発者自身が全的に責任を負わなければならない。（朝鮮通信）