第27回在日本朝鮮人バレーボール選手権大会
第27回在日本朝鮮人バレーボール選手権大会が11月28、29の両日、東京の駒沢体育館と駒沢屋内球技場で行われた。今回は男子7チーム、女子9チームが出場。男子は大阪が5年連続6度目、女子は朝鮮大学校が大阪を下し4年ぶり6度目の優勝を果たした。
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男子部門には大阪、東京、兵庫、山口、千葉、福岡、朝鮮大学校が出場。過去5年間は大阪対東京の決勝戦が続いていたことから、両チームの上位進出は確実視されていたが、結成からまだ3年目の山口が、予選リーグで東京に勝利。予想外の展開となった。
結局、大阪、兵庫、朝大、山口が予選リーグを突破し、そのうち大阪と朝大が決勝に駒を進めた。
大阪は、予選リーグで朝大をセットカウント2−1で破っているが、決勝戦でも豊富な経験と高い攻撃力をいかんなく発揮。15−6、15−11のストレートで快勝し、大会史上初の5連覇を達成した。主将の趙徳銖さん(26)は、「連覇は意識ぜずむしろ挑戦者の気持ちで勝負に臨んだが、試合を終えて見ると、やはり伝統を守れたことが嬉しい」と語っていた。
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大阪、東京、福岡、兵庫、愛知、静岡、京都、千葉、朝大が参加した女子部門では、予選リーグ(3組)を各組1位で突破した大阪、朝大、福岡の3チームで決勝リーグがたたかわれ、それぞれ福岡を下した大阪と朝大とで「決勝戦」が行われた。
まず、朝大が1セットを先取。第2セットでも朝大が勢いを見せたが、大阪が着実に追い上げる白熱した展開となった。しかし、14−14から朝大が2点を連取し、念願の優勝に輝いた。
2年前から関東大学リーグに所属している朝大は、13部から順調に昇進して現在は7部。選手らは、この間の努力が優勝につながったと口々に語っていた。