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朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン、第2の朝鮮侵略戦争計画公表で声明


 朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンは、米帝が情勢を戦争瀬戸際へと導く重大な事態に対処して2日、朝鮮人民軍の立場を宣言する声明を発表した。(詳細)

 声明は、米軍部が5段階に分かれている第2の朝鮮侵略戦争計画「5027作戦計画」の内容を公開した事実を想起させながら、最近、米帝がありもしない「地下核施設」問題と人工衛星打ち上げによる「情勢悪化」説を喧伝しているのは「5027作戦計画」に伴う戦争の火を点じるための口実づくりに目的があると指摘した。そして火を火でもって制するのは朝鮮軍隊の気質であり、固有の対応方式であるとしながら、われわれには朝鮮式の作戦計画があると強調した。

 また声明は、朝鮮人民軍の打撃には限界がなく、その打撃を避ける場所はこの地球上にないことをしかと知るべきだとし、戦場においては、「5027作戦計画」の実行を主導する米帝侵略軍だけでなく、弾よけとして前に立つ南朝鮮、後方で基地を提供し、使い走りをする日本なども打撃目標になると言及した。

 さらに、米国の強硬保守勢力は共和国の地下施設に対する査察が行われなければ朝米基本合意文を破棄し、「断固対応」するとの暴言を吐いたと述べながら、これは本質において、共和国との戦争も辞さないとの宣戦布告に等しいと主張した。

 そして声明は、われわれの兵力は元々、社会主義制度の崩壊を企む米国の「宥和政策」に大きな期待をかけたこともなく、とくにわれわれが提案した軍部将官級会談にも応じなかった交戦相手である米国の行動を注視してきたとし、米帝が「対話」と「協商」のベールを脱ぎ捨てて情勢を戦争瀬戸際へと追いやっている事態に対処し、朝鮮の武力は米帝侵略軍の挑戦にせん滅的打撃で応えることを宣言すると強調した。

 

各マスメディアが各界の反響を報道

 一方、朝鮮労働党中央委員会機関紙の労働新聞、最高人民会議常任委員会および内閣機関紙の民主朝鮮、朝鮮中央通信と朝鮮中央放送など共和国の各マスメディアは3日、朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン声明と各界の反響を報じた。

 労働新聞4日付は社説で、朝鮮人民は現在、最高司令官が命令を下すならば、朝鮮人民軍とともに米帝侵略者を倒す闘志に溢れており、緊張し動員された態勢で社会主義建設を進めていると指摘した。

 同日夕、声明を支持する集会が平壌の金日成広場で行われ、各界各層の勤労者と青年学生ら10万余人が参加した。(以上朝鮮通信)