sinboj_hedline.gif (1986 バイト)

アジア競技大会/ケ・スニ(女子柔道52キロ級)が貫禄のV


 【バンコク発=本社記者高英民】第13回アジア競技大会の2〜4日目競技がタイ各地で行われ、共和国は7日の男子フリーピストル団体で優勝、同個人でキム・ジョンスが3位、女子柔道48キロ級でチャ・ヒョニャンが2位、8日の同52キロ級でケ・スニが優勝するなど、メダル数は4日間で金2、銀4、銅2となった。

 女子柔道52キロ級に出場したアトランタ五輪金メダリストのケ・スニは、1回戦で不戦勝。インドネシアの選手との2回戦では、開始1分3秒で技ありを取り、すぐさま「押さえ込み」に入って一本勝ちし、準決勝に進んだ。

 応援に詰めかけた南北の同胞らが声を合わせて応援する中、有効2つと効果を取って準決勝も難なく突破。決勝は南朝鮮の選手との対戦となったが、安定した試合運びで終始相手を圧倒し、優勢勝ちした。

 試合後は「優勝できて嬉しい。目標はあくまでも世界なので、シドニー五輪でも必ず優勝する」と話した。

 一方、男子フリーピストル団体(50メートル、60発)にはキム・ジョンス、キム・ヒョヌン、リュ・ミョンヨンの3選手がエントリーした。

 予選を順当に勝ち抜いた選手らは、決勝でも高い集中力を発揮し、今年7月の世界選手権(スペイン)で王座を独占した強豪・中国に12点差を付け、優勝を飾った。

 ほかに、女子ソフトボールでは南朝鮮との初戦(7日)で、エースのカン・インスンが4連続三振を含む8奪三振、三塁を一度も踏ませない力投を見せ、3−0で完封勝ち。女子サッカーでもベトナムとの初戦を7−0の圧勝で飾った。

 卓球でも、男子が香港、女子がマカオとの初戦で勝利した。

 また、朝鮮高級学校の学生として初めて代表になったボクシング・ライト級の白永鉄(大阪朝高)は1回戦で不戦勝し、8強に入った。

 2次ラウンドに進んだ男子サッカーチームは、前回優勝のウズベキスタンに0−4で敗れた。