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ニュースフラッシュ

米大統領の「軍事的対応」発言非難/朝鮮中央通信
朝米関係で「なす術がないことが問題」/外務省スポークスマン
南当局の「北の挑発粉砕」発言非難/朝鮮中央通信
駐朝キューバ、パキスタン大使と会見
初の実務級政治会談/共和国外務省・EU代表団
米国映画輸入方針に抗議しデモ/南の俳優ら1000余人


米大統領の「軍事的対応」発言非難/朝鮮中央通信

 8日発朝鮮中央通信は、クリントン米大統領が小渕首相との会談で、共和国が「地下核施設」査察に応じない場合の対応措置として、武力行使を視野に入れた軍事的対応の必要性に言及したことについて、次のように非難した。

 軍事的対応の具体的な内容は、戦略爆撃機や巡航ミサイルなどで「核施設」へのピンポイント攻撃を行うというものだ。この言動は、第2の朝鮮侵略戦争計画である「5027作戦計画」を全面的に実行する最終シグナルとなる。米国が騒ぐピンポイント攻撃は全面攻撃、全面戦争を意味する。全面戦争には全面戦争で応えるのが朝鮮人民と人民軍の革命的気質である。(朝鮮通信)

 

朝米関係で「なす術がないことが問題」/外務省スポークスマン

 共和国外務省スポークスマンは7日、朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン声明と関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 1993年に朝鮮半島で初めて核の危機が発生したのは、敵対勢力がありもしない対象の査察を唱えて共和国の自主権を侵害しようとしたからだ。人民軍は自衛措置もやむを得なくなったが、朝米当事者間で対話と協議が行われ、米国側が査察要求を放棄して軽水炉と重油を提供し、経済制裁を解除すると言うので、見守ることにした。しかしこの4年間、われわれが朝米基本合意文に基づく核凍結義務を誠実に履行した半面、米国側の義務事項は何一つ順調に履行されていない。こうした折、米国は「核疑惑」をでっち上げ、合意事項にもない査察を持ち出し、誰かを撃滅するとの作戦計画まで公表した。朝米関係が軍事的対決状況に拡大したことで、共和国の外交官にはこれ以上なすべきことがなくなっている。われわれとしてもなす術がないことが問題だ。 (朝鮮通信)

 

南当局の「北の挑発粉砕」発言非難/朝鮮中央通信

 5日発朝鮮中央通信は、南朝鮮執権者が国防部長官らに「軍事対応態勢に万全を期すように」と指示、国防部も全軍主要指揮官会議で「北の挑発や威嚇を粉砕できるよう態勢確立を」と述べたことに言及し、北侵戦争の導火線に火を付けようとする米国の策動に便乗する南統治者の好戦的企図を反映した暴言だと非難した。(朝鮮通信)

 

駐朝キューバ、パキスタン大使と会見

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は2日、離任するバロナ駐朝キューバ大使と平壌の万寿台議事堂で会見。最高人民会議の崔泰福議長と金鎰武l民武力相も11月30日、ガプル駐朝パキスタン大使とそれぞれ会見した。(朝鮮通信)

 

初の実務級政治会談/共和国外務省・EU代表団

 共和国外務省代表団と欧州連合(EU)代表団との初の実務級政治会談が2日、ベルギーのブリュッセルで行われ、共和国外務省欧州担当局長、EU議長国である英国、オーストリア、ドイツの外務省アジア担当局長、EU委員会幹部らが参加。関心事となる一連の問題が討議され、今後も対話を続ける意向が表明された。 (朝鮮通信)

 

米国映画輸入方針に抗議しデモ/南の俳優ら1000余人

 南朝鮮の俳優ら映画関係者1000余人が1日、当局の米国映画輸入方針に抗議する集会とデモ行進をソウルで行った。参加者らは、米国側が投資協定実務協議で、南の映画の上映を一定期間義務づける「スクリーンクォーター制度」の廃止を求めたのに対し、「南の映画を上映する場を失う」と非難。当局の態度如何では、米国映画はもちろん日本映画の輸入反対も辞さないと語った。