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文芸同東海が「朝鮮舞踊の夕べ」


 「朝鮮舞踊の夕べ」(主催=在日本朝鮮文学芸術家同盟東海支部)が6日、名古屋市の愛知県勤労会館ホールで開かれ、同胞と日本市民ら1200余人が訪れた。

 共和国創建50周年と文芸同東海支部舞踊部結成10周年を記念して企画されたもので、同舞踊部に所属する2、3世の同胞女性、東海地方の朝鮮学校生徒らが出演。

 共和国国旗をモチーフにした「三色舞」、東春初中初級部の「心を込めてお祝いします」、民俗の香りあふれる「クンニリ」、創作舞踊「未来」、愛知中高高級部の「万寿祝願」などが披露された。最後の演目、軽快に民俗打楽器を打ち鳴らす「いいぞ、チャンダン」では出演者と観客が一つになり、会場は熱気で溢れた。

 愛知学院大学の宮内憲一教授は「朝鮮の人々の民族意識の高さに驚いた」と言い、岐阜県から駆け付けた加藤明さんは「表現力豊かな1つ1つの動作が集まり集団美を形成する舞踊に、豊かな民族性を感じた」と感想を述べた。

 文芸同東海舞踊部の李恵仁部長は「同胞女性が世代を越えて1つになり、祖国愛、民族愛をうまく表現できたと思う。出演はもちろん、公演自体の企画、動員、宣伝なども自分たちですべて行ったので、今回はまさにみんなが主人公だ」と話していた。