「ケ・スニと朴世利はそっくり」/東亜日報がコラム記事
「北のケ・スニと南の朴世利は不思議なほどそっくり」――。南朝鮮の東亜日報バンコク特派員による、こんな見出しのコラム記事が、同紙11日付のスポーツ欄を飾った。
記事は、第13回アジア競技大会の女子柔道52キロ級で優勝したケ・スニ(アトランタ五輪金メダリスト)と、南朝鮮の女子プロゴルファー、朴世利の両選手を「南北姉妹」との表現で紹介。共通の「魅力」として5点を挙げた。
第1に、素朴さのにじむ顔立ち。小さな瞳や頬骨の発達した顔の輪郭が良く似ている。ケ・スニが「菱形の単純美」なら、朴世利は「長方形の素朴美」か。
第2に、旺盛な食欲。ケ・スニは常に食べてこそ力が出るので、食べ終わってもすぐ腹の虫が鳴るといい、朴世利も何でも良く食べることで知られる。
第3に、その食欲が生み出す類い稀なパワー。ケ・スニは小柄だが、無差別級で優勝するほどで、彼女の手に一度つかまったら振りほどくのは並大抵ではない。朴世利もどっしりした下半身を駆使して豪快なショットを繰り出す。
第4に、何事にも物怖じしない性格。ケ・スニは五輪の試合の合間に居眠りできるほど肝が据わっており、朴世利も世界的プレイヤーの前でも堂々としている。
第5に、南北に希望を与えたこと。ケ・スニは自然災害により一時的な経済的困難を経ている北の人々を鼓舞し、朴世利は国際通貨基金(IMF)体制下で苦しむ南の人々を励ました。